交差支障チェック機能は、あらかじめ各駅に設定しておいたルールを元に、駅に到着・駅から出発する列車や、番線間を入換する列車同士の支障の有無を表示する機能です。
ここでは、支障のチェックに用いるルールの設定について解説します。
交差支障チェックルールは、各駅ごとに設定します。設定ダイアログを開くには、駅ビューで設定したい駅にフォーカスを合わせて、右クリック→[交差支障チェックルール編集]を選択するか、Alt+Enterを押してください。
・ルール一覧リスト
駅に設定されているルールの一覧です。
ルールの順番とルール名の他、ルールが無効状態の場合はルール名の前に[無効]が表示されます。
・[追加]ボタン
リストの一番下に新しいルールを追加します
・[コピー]ボタン
選択中のルールと同一のルールを、選択位置の直下に追加します。
・[削除]ボタン
選択中のルールを削除します。
・[上へ][下へ]ボタン
選択中のルールの並び順を変更します。
・ルール名
各ルールごとに名称を設定することができます。ルールの区別のために用いてください。
[~Ver2.06.04]
・時隔
前動作が行われた時刻から、後動作が行われる時刻までの間に許容される最短時間です。秒単位で設定してください。
この秒数"未満"だと、交差支障チェックリストに表示されます。
[Ver2.06.05~]
・時隔下限・時隔上限
前動作が行われた時刻から、後動作が行われる時刻までの間に許容される時間を指定します。
時隔下限・時隔上限ともに、秒単位で指定してください。時隔上限は1秒以上が指定可能となっており、時隔下限は時隔上限よりも小さい値が指定可能です。なお、時隔下限はマイナスの値も指定可能です。
前動作が行われた時刻と、後動作が行われる時刻との間隔が、時隔下限"以上"かつ時隔上限"未満"の場合、交差支障チェックリストに表示されます。
従って、時隔下限をマイナスの値とした場合は、前動作よりも後動作の方が時刻が前の場合もあり得ます。
・有効/無効
各ルールごとに、チェックが有効か無効かを指定します。ルール作成には手間がかかると思うので、一時的に不要なルールを削除せずに無効にできます。
・前動作/後動作
チェックは、前動作から後動作までの時隔でのみ行われます。前動作と後動作が同一でない限り、後動作の後に前動作があっても一切検知しません。
・出発時刻/到着時刻
チェックに用いる時刻に、出発時刻と到着時刻のいずれを用いるかを指定します。この指定により、移動元・先番線で選択できるものが変わります。
・停車/通過
チェックを行う動作が、停車なのか通過列車なのかを指定します。なお、運転停車は停車に含みます。
・移動元番線/移動先番線
当該駅の番線、当該駅への到着・駅からの出発、路線外発着駅が一覧で表示されます。この中から、一つ以上の番線を選択してください。
なお、出発時刻/到着時刻及び停車/通過によって、選択可能な項目が変わります。
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