基準運転時分機能(2)見方
基準運転時分機能(3)実例
1~3まで読んでいただいたところで、この機能をどのように使えばよいのか、いまいちピンとこない方も多いと思うので、なぜ作ったのかと合わせて説明したいと思います。
私は架空鉄道も好きなのですが、最近、秒単位を導入したリアル指向の路線を作成しました。
作成過程において、秒単位が時刻表画面で見えないことと、各駅間に"5秒刻み"で設定した基準時分を、ダイヤ調整のたびに参照しなければいけないという煩わしさ。今後、この路線に手を加えていくにあたり、やはり自分で改造するしかない。と思い至ったわけです。
基準運転時分機能の活用方を、図を利用して説明します。
<この図は、説明のために作成したものであり、実際の路線とは関係ありません>
変更前ダイヤグラムは、西谷駅で待避していますが、7分間隔の各停の間の急行は、西谷駅手前で追いついてしまい、星川→西谷間で、15秒スジが寝ています。
変更後ダイヤグラムは、星川駅に待避を変更することで、急行が基準時分通りに走行できるようになります。
このとき、①各停の横浜発時刻を変更
②各停の星川駅発時刻を変更(新たに待避)
③各停の西谷駅発時刻を変更(待避解消)
④急行の西谷駅着時刻を変更(スジを起こす)
の4作業を行いますが、このうち③と④で、基準運転時分機能が役立ちます。
「基準運転時分に合わせる」機能を使用することで、各停の西谷駅停車時間や急行の星川→西谷間の運転時分を、元データを見ずに基準通りにできるからです。
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