基準運転時分機能(1)設定

[Ver2.00~]
まず、基準運転時分とは、最低限必要な余裕を付加した、各駅間の所要時間及び停車時間のことで、ダイヤを作成する上での基準になります。
この機能は、基準となる列車と比較して、所要時間が長い・短い・基準通りなのかを判別し、背景色で表示します。
この機能を利用するための手順
[~Ver2.06.06]
2.01StandardTime-01.png
1.「基準運転時分」という名称のダイヤを作成します。

[Ver2.06.07~]
2.06.07StandardTime-05.png
1.基準運転時分を入力するためのダイヤ(任意の名称)を作成し、路線ファイルのプロパティの「基準運転時分取得元ダイヤ」設定をそのダイヤに変更します。
なお、Ver2.06.06以前で作成したファイルを、Ver2.06.07以降で開いたとき、ダイヤ内に「基準運転時分」名称のダイヤ(完全一致)があれば、自動的に基準運転時分取得元ダイヤに設定します。

2.01StandardTime-02.png
2.このダイヤ内に、基準運転時分で運転する列車を作成します。
基準運転時分は、方向(下り・上り)、種別、停車駅を基に判断するので、必要な列車を全て網羅するようにしてください。また、始発駅の発時刻については、規定はありません。
例1)下りの各駅停車だけではなく、上りの各駅停車も設定する必要があります
例2)A駅-B駅-C駅という路線において、急行・準急・各停の3種別があり、このうち準急について、A-B間では急行と、B-C間では各停と、同じ停車駅・所要時分であっても、急行・各停だけではなく、準急の基準列車も設定する必要があります。
例3)ある優等種別が、一部の列車に限り、任意の駅に特別停車する場合、最低限、特別停車する前後だけでも、別に基準列車を設定してください。ただし、種別名は同じでも、内部データでは別種別にする、という方法もあるので、お好みでどうぞ。
3.「平日ダイヤ」・「土休日ダイヤ」といった、実際の時刻表を作成する。
2.01StandardTime-03.png
4.[メニューバー]から[表示]に進み、[基準運転時分機能を有効にする]をクリックし、チェックを入れます。
これにより、表示中の時刻表の、各列車・各駅に対して、基準運転時分との比較が行われ、その結果により色が変わります。
なお、基準運転時分は通過駅時刻も対象となるので、[基準運転時分機能を有効にする]をONにすると、[通過駅の駅時刻を表示]も自動的にONになります。
逆に、[通過駅の駅時刻を表示]をOFFにすると、[基準運転時分機能を有効にする]もOFFになります。

(2)見方

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