駅作業の編集

[Ver2.00~]
駅作業を編集するための駅作業のプロパティを開く方法は、次のようになります。
(1)始発駅作業・終着駅作業欄でEnterもしくはダブルクリック(それぞれ始発駅または終着駅のプロパティが開く)
(2)駅の前作業・後作業欄にカーソルを合わせて、Enterもしくはダブルクリック(当該駅のプロパティが開く)
(3)駅の着時刻・番線・発時刻欄にカーソルを合わせて、Alt+Enterもしくは、右クリックから駅作業のプロパティを選択。

2.0OperationEdit-11.png
「着時刻」「着発番線」「発時刻」 設定済みの駅時刻情報を表示します。このダイアログでは変更できません。
「前作業」 この駅の前作業一覧です。作業の追加・変更・削除を行うときは、ここをクリックして対象を決めます。
各作業の先頭の数字は、前作業内における順番と階層を意味します。
増結編成・解結編成の作業は、[0.0]のようにドット仕切りで表示されます、上画像の前[0.0]作業は、[0]の解結作業の解結編成の後作業の先頭要素であることを表します。
「後作業」 この駅の後作業一覧です。作業の追加・変更・削除を行うときは、ここをクリックして対象を決めます。
表示形式は前作業と同じです。
「追加」
カーソル位置の直下に、新しい作業(入換)を追加します。ただし、カーソル位置が解結作業の場合は、追加される作業の位置は、解結編成の後作業の後ろになります。
「挿入」
カーソル位置に新しい作業を挿入します。ただし、カーソル位置が増結作業の場合は、追加される作業の位置は、増結編成の前作業の前になります。
「増結編成の作業を挿入」
カーソル位置が増結の場合に有効になります。増結編成の前作業の最後に、新しい作業を挿入します。
「解結編成の作業を挿入」
カーソル位置が解結の場合に有効になります。解結編成の後作業の先頭に、新しい作業を挿入します。
「上へ」「下へ」
カーソル位置の作業を移動します。カーソル位置が増結・解結作業の場合は、増結編成の前作業・解結編成の後作業もまとめて移動します。

各作業別の設定
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○入換
入換番線:前作業における入換元の番線、後作業における入換先の番線を指定します。同じ番線への入換を設定することも可能ですが、その場合は意味を持ちません
入換発時刻:前作業においては入換番線を発車する時刻、後作業においては一つ前の番線を発車する時刻を設定します。
入換着時刻:前作業においては一つ後の番線に到着する時刻、後作業においては入換番線に到着する時刻を設定します。なお、入換着時刻は省略可能です。
「入換着時刻を当駅着時刻にする」(前作業)「入換発時刻を当駅発時刻にする」(後作業):このチェックが有効な時、カスタマイズ時刻表において、表示する時刻を置き換えます。具体的には、駅に到着するとき、一度待避線に到着してから、着発番線に移動し客扱いをする。といったときに、駅時刻上では待避線への到着時刻を当駅着時刻にする必要がありますが、カスタマイズ時刻表では着発番線への到着時刻を、当駅着時刻として表示できます。

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○増結
増結位置:増結する編成を、運用番号上において、主編成の前に置くか後に置くかを指定します。
増結時刻:ダイヤグラムにおける●印の表示位置を決めるほか、増結編成の前作業の基準時刻となります。

2.0OperationEdit-04.png
○解結
解結位置:解結編成が、運用番号上において、どの位置にあるかを指定します。
編成数:解結編成もしくは主編成が運用番号いくつ分であるかを指定します。1-10の間で指定してください。
・後方編成を解結(後方数指定) 運用番号のうち、編成数で指定した分を、後方から抜き出し、解結編成の運用番号とします。
・前方編成を解結 運用番号のうち、編成数で指定した分を、前方から抜き出し、解結編成の運用番号とします。
・後方編成を解結(前方数指定) 運用番号のうち、編成数で指定した分"以外"を、後方から抜き出し、解結編成の運用番号とします。
増結時刻:ダイヤグラムにおける▲印の表示位置を決めるほか、解結編成の後作業の基準時刻となります。

2.0OperationEdit-05.png
○出区(前作業・増結編成前作業)
出区時刻:ダイヤグラムにおける、〇印の表示位置となります。従来は、始発駅発時刻の1分前に固定されていましたが、自由に設定可能です。
運用番号:今バージョンより、複数の運用を連結することが可能になりました。出区時点で連結されている場合は、半角のセミコロン「;」で仕切って入力してください。加えて、半角のカンマ「,」は運用番号に使用できません。

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○路線外始発(前作業・増結編成前作業)
路線外始発駅名:予め駅の設定で入力しておいた駅の中から、始発駅を選択します
始発駅発時刻:路線外始発駅を出発する時刻です。
当駅着時刻:当駅に到着する時刻です。従来は、駅時刻への設定となっていましたが、今バージョンより、駅作業側で設定することになりました。
[Ver2.02.03~]
当駅着時刻は省略することが可能です。駅扱いが通過の場合、省略することで、運転停車ではなく完全な通過扱いとなります。その場合、路線外始発以外の作業(入換等)が無効になります。駅扱いが停車の場合に省略した場合は、不定状態となるため、極力入力するようにしてください。

運用番号:出区と同じです。

2.0OperationEdit-07-2.png
○前列車接続(前作業・増結編成前作業)
起点時刻:運用機能有効時、折り返し前の列車の組み合わせを求める際の基準時刻となります。
(例)当駅着10:05と10:15の列車があり、起点時刻が10:10当駅発時刻が10:20の場合、この列車が接続するのは、起点時刻10:10より前にある10:05の列車となる。
起点時刻は、基本的には設定不要ですが、次のような場合に使用します。
例えば、二本の列車が終着駅で同じホームに到着したのち増結を行い、新たな一つの列車として運転させたい場合、起点時刻がないと、二つの前列車接続作業が同じ時刻になってしまい、競合してしまうので運用が接続できません。
その場合、先に到着する側から接続する作業の方に起点時刻を設定することで、二組の接続が実現できます。
「分割先列車にしない」:このチェックが有効な場合、この作業が他の列車の解結作業から繋がっていても、カスタマイズ時刻表で分割を表す矢印「↴」を表記せず、列車の並び順も変更しません。
仮運用番号:運用探索において、この作業が前列車から接続されない場合、前列車から割り当てられた運用番号が空だった場合、ここに入力した運用番号が、この先の作業に割り当てられます。
この運用番号が空白の場合は、従来通りです。

2.0OperationEdit-08.png
○入区
入区時刻:ダイヤグラムにおける、△印の表示位置となります。従来は、終着駅着時刻の1分後に固定されていましたが、自由に設定可能です。

2.0OperationEdit-09.png
○路線外終着
路線外終着駅名:予め駅の設定で入力しておいた駅の中から、終着駅を選択します
当駅発時刻:当駅を発車する時刻です。従来は、駅時刻への設定となっていましたが、今バージョンより、駅作業側で設定することになりました。
[Ver2.02.03~]
当駅発時刻は省略することが可能です。駅扱いが通過の場合、省略することで、運転停車ではなく完全な通過扱いとなります。その場合、路線外終着以外の作業(入換等)が無効になります。駅扱いが停車の場合に省略した場合は、不定状態となるため、極力入力するようにしてください。

終着駅着時刻:路線外終着駅に到着する時刻です。

2.0OperationEdit-10-2.png
○次列車接続
終点時刻:運用機能有効時、折り返し後の列車の組み合わせを求める際の基準時刻となります。
終点時刻も、基本的には設定不要ですが、一部特殊な運用を組みたい時に使用します。具体的な仕様パターンは、<増解結>をご覧ください。
種別変更:次列車接続の場合のみ、チェックが可能になります。ここにチェックが入っている場合、この列車と運用の次列車を一続きとみなし、カスタマイズ時刻表において、同一列にまとめて表示します。ただし、一部条件があります。詳しくは<種別変更>をご覧ください。
「併合元列車にしない」:このチェックが有効な場合、この作業が他の列車の増結作業につながっていても、カスタマイズ時刻表で併合を表す矢印「↳」を表記せず、列車の並び順も変更しません。

2.0OperationEdit-12.png
○運用番号変更
[Ver2.06.05~]
運用番号順を反転させる:チェックが無効な場合は、この作業以降に適用される運用番号を下記の運用番号欄に入力したものに変更します。チェックが有効な場合は、複数運番が連結されている時にこの作業を境に運用番号の並び順を反転させます。運用番号が一つのみの場合は、何も行いません。

運用番号:この作業以降に適用される運用番号を入力してください。複数編成が連結されている場合は、半角のセミコロン「;」で仕切って入力してください。加えて、半角のカンマ「,」は運用番号に使用できません。
また、出区・路線外始発と異なり、この作業では運用番号を空白にはできません。
[Ver2.06.05~]
運用番号順を反転させるが無効な場合のみ、運用番号欄を空白にはできません。

この記事へのコメント

  • 快急神戸三宮

    最近、OuDiaSecondをインストールさせて頂き、早速使わせてもらっているのですが、路線外始発と路線外終着の設定がイマイチわかりません。
    路線外からの終着で時刻表示を設定しようとしたところ、路線外始発じゃなく路線外終着になっていて、設定ができません。
    マニュアルを読みながら操作しているのですが、全くわからないのでご教示お願いいたします。
    2019年10月18日 20:45
  • diagram_mania

    快急神戸三宮様
    A-B-Cと走行する列車について、A-B間は路線内でB-C間を路線外終着にする、というのを例として説明します。
    まず、A-B間の時刻・駅扱いを先に入力します。このとき、B駅については必ず着時刻を設定するようにしてください。着時刻欄がない場合は、駅設定から駅時刻形式を発着等に変更してください。
    A-B間の入力が完了したら、終着駅作業欄をダブルクリックするなどして、B駅の駅作業ダイアログを開きます。
    駅作業ダイアログの後作業リストには、既に次列車接続が設定されていると思うので、それを選択してから、右上の作業種類を路線外終着に変更してください。
    あとは、路線外終着駅と各時刻を設定して、OKを押せば路線外終着が設定できます。
    その他不明な点がありましたら再度ご質問ください。
    2019年10月19日 16:01
  • 快急神戸三宮

    diagram_mania様
    ご教示ありがとうございます。
    早速、やってみようと思います。
    また、不明な点がありましたら、よろしくお願いいたします。
    2019年10月19日 23:16